Invasive

妊娠出産関連で、病院にかかることが多かった去年と今年。

日本には無い深い宗教感を感じるのが

治療方針とか具体的な医療処置についての説明を受けて、

このInvasiveという言葉を聞く時。

 

昨年のちょうど今頃、

不妊治療を開始するため、専門医のコンサルティングを受けました。

赴任の理由が分からない若いカップルであれば、

まずはタイミング法をしばらく実施し、それでも妊娠しなければ、

次のステップは人工受精、

それでもだめなら体外受精、とステップアップしていくのが一般的。

 

当然ドクターもこの順序での治療を薦めてきました。

「まずはタイミング療法からはじめましょう」と。

 

一方で最初の面談では、42歳という年齢だと卵も老化していて、

普通に妊娠する可能性は1パーセント以下、

体外受精でも妊娠率はせいぜい5パーセントくらいではないか、とのこと。

 

そこまで聞くと、こちらとしては一番可能性が高そうな

体外受精でいきなりやりましょうと、となりますよ。

のろのろ治療している間にあっという間に43歳になっちゃうだろうし。

 

でも、これを伝えると、いや人工授精から始めてみましょう、といわれる。

なにか特別な理由があるんですか?とたずねると、

この手順が一般的だし体外受精はInvasiveなので、、、、、という回答。

私はまったく意味が分からずきょとんとしていると

旦那がすかさず、「自分たちはReligiousではないですので」

と説明していた。

 

Ryuの出産が帝王切開となり、書面にサインをしていたときのこと、

一箇所、ドクターがわざわざ「ここは大事なポイントなので理解してサインしてください」

といわれたのが、

手術にあたり、事態によっては輸血をする可能性がある、という欄。

なんでわざわざPoint outするのかわからず、

「あーーこれは輸血された血に対して拒絶反応を身体が起こし

重要な事態になるリスクがあるということですね」

というと、

「いやそうじゃない、輸血はInvasiveなので、本人を許可を必ず取っておかないと

いけないのです」

 

でた、またInvasive。

だんながここでもすかさずNon religiousなんで、、と説明していました。

 

神様からいただいた大事なからだに、他人の血を入れるという行為が

自然体ではない、ということなんですかね、、、、。

 

先の体外受精も同じ。自然体で無さ過ぎる、医療の過剰介入、という感じなのでしょうか。

 

日本ではありえないなーと。

 

今後は先に無宗教です、と伝えた方が何かと話が早そうだと

学んだ今日この頃でした。

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