2001年9月は私が丁度北米に渡った年。
カナダのホームステイ先での生活が始まってもうすぐ一週間ってタイミング。
うちのホストファミリーは普段朝のTVなんて絶対つけないんだけど。
当時カルガリーにいた娘さんからの電話が鳴り、
ホストマザーがTVをつけたらもくもくと煙を挙げるWTCが写っていました。
英語もよくわかんないし、何が起こっているのかピンとこなかったのを覚えてます。
そんな私に一生懸命説明してくれるホストマザー。
そしたら、2機目が突っ込み、え???みたいな感覚。
まだカナダでの生活が始まって一週間もたっていなかったので、
毎朝が日常とかけ離れていて、あの朝も同じようにちょっと変わった朝ってかんじでした。
それでも学校にいったら、
廊下にある普段はカレッジのアクティビティ情報とか流しているモニターに
ニュースがず~~~っと流れていて、
そこに釘付けの若いカナダ人学生たち。
当時のプロジェクトだったHP作成のクラスの時間も
みんなYahooとかのニュースを読みまくりで誰も授業なんて聞いていませんでした。
そんな遠く離れたカナダの田舎町でも結構なインパクト。
10年たったNYではまだまだリアルな話がいくらでもでてくる。
同僚やお客さんでもNY歴10年のひとなんてごろごろしていて
その日、一回目のNY駐在でWTC勤務でした、というお客さんにも会いました。
エレベータが動かないから89階?とかから歩いて地上まで降りました、
1時間以上かかりました、とか。
うちの会社の人でももと金融業界で、同僚や友人を失ったというひともいて。
みんなものすごい稼いでいたけど、死んでしまうほどの仕事じゃないかも
と不動産へ転進してきた人もいます。
公共交通機関がすべてストップしたので
ブルックリンの家まで3時間かけて歩いて帰宅しました、とか。
ちょうどその日日本からの帰国便に乗っていて、
NYに着陸の予定が一番近くの空港に急遽着陸、
そこから1日がかりでバスでNYまで運ばれたとか。
アメリカは戦争社会に突入。
空港でのセキュリティもキチガイ沙汰。
何気なくいまだ日常生活にも影響している。
今週末はいろいろ特集がありそうだから、また見てみようかな。